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シャラマー

2009.05.31.Sun




 というわけでシャラマーです。
 シャラマーというのはジョディ・ワトリー率いる3人組でディスコチューンとして定番のようですね。この曲はCDしか聴いたこと無かったんですが、振り付けがとても格好宜しい!
 やっぱり80sっていいですね。。

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ミニー・リパートン

2009.05.29.Fri
 週一くらいでジムでパワーマックスに乗るんですが、終わったら吐き気と眩暈でふらふらになります。でも、それがやめられない♪止らない♪という感じなんですが・・・。最近筋トレのインターバルを短くしたら、かなりきつかったです。でも、そちらの方が良く効くらしいですね。





 僕は以前NHKFMのザ・ソウルミュージックという番組を拝聴しておりまして、現在はコンポのFMアンテナがどっかに行ってしまったので、とりあえずおざなりになってしまっているんですが、番組開始の99年から聴いていたので、多少はソウルミュージックを知っていたりします。

 というわけでミニーリパートンなんですが、この人は「Lovin you」で相当有名なんですが、僕が一押ししたいのはこの「Inside My Love」という曲でして、作曲がマーヴィン・ゲイの「I Want You」(もしかしたら紹介するかも)などでも有名なリオン・ウェア。この人の描く曲というのはメロウで凄くドラマチックなんですが、この曲もそうで、自分的には彼女で一番気に入っている曲です。
 この曲を知ったのも同番組からなんですが、彼女の高音もさることながら、途中にシンセのようなインストの中に彼女の声が消えていく感じが堪らないんですね。

 彼女は30過ぎくらいで乳がんで夭折してしまった人なんですが、乳房を失っても歌い続けた彼女の以下のコメントが泣かすんですね。
 
「私はブルースは歌わないわ。だって私はハッピーな人間」(黒人だったらブルースは歌わないのかという質問に対して)

 彼女のアルバムは「Perfect Angel」や「Adventures In Paradise」など、なんだかポエティックで考えさせられるタイトルが多くて、それも彼女の運命がそうさせるのでしょうか。

 彼女の歌声はスティーヴィー・ワンダーもファンで、彼女のために曲を書いたりもしたそうですね。


 また時節、音楽も紹介できたらと思います。
 

テンペラ画ノート

2009.05.26.Tue
 久々のブログ更新です。

テンペラ画ノート (みみずく・アートシリーズ)テンペラ画ノート (みみずく・アートシリーズ)
(1990/08)
視覚デザイン研究所

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 僕は高校時代美術部で、三日で描いた絵が市民美術展文化協会会長賞を受賞した経歴があります。。
 大体高校で美術をとった人というのは油絵をやると思うんですが、あの水彩と相容れない独特の感触に最初は戸惑う人が多いんではないでしょうか。僕もその一人で、授業の時間だけでは油絵というものの描き方や道具の扱い方に理解ができず、道具に弄ばれていた感じがありました。
 
 そういうわけで美術部に入ったわけでもなかったんですが、美術部に入って初めて「3日で油彩を完成させる」みたいな集まりに参加して、朝電車に乗って会場まで行って、夕方まで絵を描き続けるんですが、あそこで初めて自分の油彩にある程度納得できるものを描いた気がします。
 油絵というのは固まるのが遅くそれまでには何度も書き直しできるので、そういう意味では油絵は初心者向きでもあるとよく言われます。

 で本書なんですが、この本は90年発行以来ずっと重版を重ねられて現在に至るというテンペラ画の教科書的な存在です。
 テンペラ画というのはかつては教会のイコンとして描かれたり油絵よりも古い画法で、クリムトなどによって再び使われる用になった技法だそうです。この技法のユニークな点は、卵を媒体に用いることで、水と油を混ぜることができ、油絵の上から水で溶いた画具を載せることができるという点です。
 水で濃淡を調節することができるので油と違ってシャープな描きこみを得意とします。油絵の古典技法というのは白でモデリングしながら、フィルム状の色を何度も重ね塗りするといったものですが、油絵を知っていくと避けて通れないのがテンペラなのです。
 一般的な使用法としてはモデリングや修正の白だけをテンペラで利用し、グレースは油彩で行うんですがこれを混合技法と呼ばれ、テンペラメディウムの作り方やグレース液の作り方や、ハッチング(線描)についてや支持体についてや、金箔の貼り方、グラフィートや刻印についてまで良く書かれています。

 テンペラ画は細密描写に向いていますが、作業に時間がかかり、大掛かりの修正もやや難しいんですが、そうしてできた作品は圧倒されるものがあります。
 

 表現したいものというのは、言葉にしていくと、どんどんちがってきて、そう考えるとはっきりとはわからないし、絵の場合、描く技術と表現は表裏一体なので、常に探している状態ですが、人物にはいちばん興味があります。肖像としての人物ではなく、人物がいる空間っていうんでしょうか。モデルを写真に撮り、それを見て描きます。写真を使うことに意味を見つけられたらと思っていますが、フォトリアリズムを目指しているわけではありません。写真とはちがう世界を作りたいと思っています。写真を使うことで、いつでも手法への危機感を持っていられるし、自分の想いがより明確になります。―――(大矢英雄、p89)



筋肉まるわかり大辞典

2009.05.19.Tue
 昨日このブログのタイトルでGoogle検索したら、トップに表示されてびびった。。

 なんか検索エンジンに引っかかるためには、色々方法があるそうなんですが、僕が知っているのはhtmlのmetaタグでキーワードを与えることなんですが、FC2ブログでそのやり方をどうすればいいのか分からなくて、放っておいらGoogleでは見事に登録されていました(Yahooでは見当たりませんでした)。多分独特な方法があるのかもしれません。というわけで、さまよってココにたどり着いたアナタはお疲れ様です。
 ありきたりで本当に適当に決めたブログタイトルなので、時節方向性が固まりだしたら変えたらいいや、と思っていたのが、今後変えにくくなるかもです。。

 それでですね、願わくば人様があまりレビューしそうに無いマイナーな本やアイテムをブログに載せていきたいんですが、本の場合、僕は図書館を利用することが多く、印象に残った本は部分的にコピーしたりしていて、それが結構どっかに消えていたりするんですね。というわけで書きたい本は結構あるのに、いざブログに書くにはできれば手元にあってほしいもので、再び図書館に出向く羽目になります。
 …というかですね、ここ1年くらいは金銭的に結構余裕があったのと、本を読む時間が無かったのと、あとは引っ越してきた近くにでかい図書館がなかったため、図書館をしばらく利用してなかったんですね。で、気がついたら本を半年間借りっぱなしで、貸出禁止の身になってしまいました。。(←要するに怠慢です)

 そういうわけで、あと1ヶ月くらいは本のレビューはあまり無いかな…と思ったりしています。


石井直方の筋肉まるわかり大事典石井直方の筋肉まるわかり大事典
(2008/11/22)
石井 直方

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 というわけで石井直方氏なんですが、この人は「筋肉博士」として有名で、東大運動生理学の研究者でありながら自らもトップボディビルダーだったという怪物です。日本の筋トレの本というのは往々にして、宗教的だったり、慣習的だったりするものですが、彼の著作や意見は良く実験データに基づいていて、非常に科学的な点に感心して、とても勉強になります。

 で、この本なんですが、この本をざっと読んだだけでも、目からうろこがボロボロと落ちました。それほど内容が濃くて、吟味するに値するからです。今この本は僕のトレーニングの辞書のようなもので、ページのあちこちに折り目があります。トレーニングがマンネリ化したりすると、とりあえずこの本に立ち返って眺めたりしています。多分そのうち手垢で汚しまくると思います。
 筋トレ初心者ではないが、学術論文に手を染めるほどのマニアでもない人にはもってこいの本多と思います。
 
 図書館ではやや古くて面白い本は見つかりますが、新刊はやはり買わざるを得ず、ましてや日進月歩のトレーニング科学に関する本は新しい方が良いのは当然だと思います。こういう本こそ図書館で借りるんではなくて、買うのに価値があるんですね(苦笑)。

ゲテ食大全

2009.05.14.Thu
「ゲテ食」大全 (DATAHOUSE BOOK)「ゲテ食」大全 (DATAHOUSE BOOK)
(2005/11)
北寺尾 ゲンコツ堂

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 昨日はえらく寒かった。
 伊達選手が勝ち進んでいることと、ネット配信あるようなので、それがすごく楽しみです。


 ということで、『「ゲテ食」大全』なんですが、ヴィレッジ・ヴァンガードという雑貨店で見かけた本です。
 内容的には金魚食べたり、クサガメ食べたり、蛇食べたりしているんですが、結構真摯にかかれていて、好感が持てます。
 
 おもしろかったのは鳩を食べる欄で、「野生の鳩を捕獲することは法律で禁じられているので、運良くあなたに新鮮な鳩の死骸を見つけたことを前提に書いています」云々だとか、猫肉を使って「ホットドッグ」を作る云々がおもしろかったです(今手元に本が無いためうろ覚えですみません・・・)。

 スッポン料理は美味で有名ですが、クサガメやミドリガメも同じく美味らしいです。というわけで、連日カミツキガメやワニガメの報道がされていますが、飼えなくなったら料理して、その滋味と命の大切さを実感するべき!と思ったりします。

 昆虫食の中ではセミとカミキリムシの幼虫が横綱級の旨さらしいです。とくにセミは幼虫の方がうまいらしいですね。
 以前、「セミの幼虫を取って食べる会」とかいうオフ会に申し込んだら集合場所が分からなかったのと、何故か連絡がつかなかったのとで、公園中を怪しげに散策して終わりました・・・。
 林にビニールシートを張る人々に向かって、「あの~セミ会の人ですか?」と尋ね回るのはよく通報されなかったと思います。。ちなみに夜11時過ぎに「セミ持って帰りますか?」との連絡ありましたが、都合で行けなかったので断念しました・・。

 今年も夏になれば「セミ会」あるかもですが、どうなんでしょうか・・。

自分でできるテーピング

2009.05.12.Tue
自分でできるテーピング (実用BEST BOOKS)自分でできるテーピング (実用BEST BOOKS)
(2008/03)
三宅 公利

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 さっき、記事を投稿したら、何故かエラーになって、一瞬で記事が消えた。。
サーバーエラーか分かんないけど、Webアプリケーションってデータベースにinsert文かけてエラーが起きたら、トランザクションかしらんが記事の画面を復旧させるとかできないんだろうか??

 …とにかく。

 去年冬に引越ししてマンション4階から、大型テレビを階段で運んでいたら、足をひねってしまった。
エレベーターはなくて、ちょうどそのときひざの外側が痛くなっていて、それをかばうように降りたら、バランスを崩して、とりあえずテレビを死守するようにしたら、結構グネってしまった。
 その後、接骨院で診て貰ったらまさかの、

じん帯損傷

 というわけで、前きょひじん帯というものを伸ばしてしまったらしい。じん帯というものは一旦伸ばしたり切ったりすると、二度と復活はしないらしい。つまり捻挫癖とか、脱臼癖とかに繋がるらしい。スポーツ選手なんかはすぐ手術したりするらしい。

というわけで、鍼を打ってもらってテーピングをしてもらった。
 で、ちょうどそのころ年末で接骨院が休みになるということで、テーピングを教えてもらったので、
ついでにと購入したのがこの本。

 この本を含め、大体市販の本はかなり強烈にテーピングを施しているが、よほど重大でない限り、キネシオテープという筋肉と同じ程度の伸縮性を持つテープを巻くくらいで済ませてしまうらしい。で、僕が施術してもらったのは「フィギュア・エイト」という技で、かなりの安定感を感じる。この本によるとココから、「ヒール・ロック」に展開したりもするらしい。なんだかプロレス技みたいだが・・・。
 
 筋トレしていたらどうしても筋肥大の方に知識が偏りがちだが、筋肉に繋がる骨だとか、関節だとか、腱や筋だとかを勉強しておくことはとても重要だと痛感した。

 で、現在足首はまだ痛い感じ・・・。
 僕はじん帯と大型テレビを引き換えにしました。

 



ラスト・ゲーム

2009.05.10.Sun
 暑すぎる。。昨日うちに銭亀がやってきました。ミドリガメとうまくやってくれればと思います。

ラストゲーム―プロツアー転戦記最終篇「続・晴れのちテニス」ラストゲーム―プロツアー転戦記最終篇「続・晴れのちテニス」
(1996/11)
伊達 公子

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 いま絶頂の時にある。なぜ引退なのか。とだれもが感じた。しかし、伊達公子はしずかに、穏やかな微笑を浮かべながら舞台から消えた。プロテニスプレーヤーとして世界を駆けめぐった7年9か月の足跡を残して。折々に世界の街から書き送ったほとばしる情熱、ひそやかに滴り落ちた心のしずく。衝撃の引退発表の真相をみずからの筆でつづった「決意」を収録。
 


 伊達公子選手はプロでツアーを回りだしてから、テニスクラシック誌に連載を持っていて、その中で単行本化されたのが、『晴れのちテニス』とこの『ラストゲーム』なのです。
 『晴れのちテニス』が結構あっけらかんとした文章なのに対し、『ラストゲーム』の方はトップ10に入ってからの重圧や分析など結構シビアな内容になっていますが、彼女の置かれている状況がビビットと伝わってきて、名著です。
 この連載の担当が中川智文という人で、彼がいなかったらこの連載は実現していなかったかもしれないことを考えると偉大です。さらに、伊達さんのことをよく分析していて、彼女にとって辛いときによく支えになったと思います。
 引退した96年、いくつかの特集番組が組まれたんですが、その中でも彼女のWTAの引退スピーチを作成したアナウンサーの言葉が印象的でした。

「ラケット一本でつかんだ数々の栄光は、何かを得ることと同時に失うことでもあったのです」
 
 この言葉にかなり痺れました。 

フリーダ・カーロ

2009.05.09.Sat
 あんまり暑くならないです。


フリーダ・カーロ―生涯と芸術フリーダ・カーロ―生涯と芸術
(1988/12)
ヘイデン・エレーラ

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 乗って間もなく、衝突事故が起こった。それまでは別のバスに乗っていたのに、私が小さな日傘をなくしたので捜すために一度降り、私をめちゃめちゃにした例のバスに乗りあわせる破目になった。
 衝突に気がついたとか、泣き叫んだとかいうのは嘘だ。私は涙も出なかった。衝撃によって私たちは前方に投げ出され、まるで剣が牡牛を刺すように、バスの手すりが私を串刺しにした。



 フリーダ・カーロというのはメキシコ人の画家ですが、夫がたいそう有名な壁画家で彼の影響で絵を描き始めたのが始まりです。初めは夫の方が有名だったようですが、現在の彼女の著名さに異論を唱える人はいないと思います。
 初めて彼女を知ったのは「世界ふしぎ発見」で彼女の特集が組まれていたからでした。


 救急車が来て、赤十字病院へと運んだ。当時、病院は事故現場から二、三ブロック離れた、サン・ヘロニモ通りにあった。フリーダの容態は極めて悪く、医師も助かるとは思っていなかった。手術台で死ぬだろうと診ていた。
 学校の廊下を鳥が飛ぶように活発に突進し、わざと走行中の電車やバスに飛び乗っていた少女は、いまや身動きもできず、ギプスや種々の新案器具に幽閉される身となった。「不思議な衝突だった」とフリーダは語る。「激しいというより、静かな、ゆっくりとした事故で、全員が傷ついた。私が一番ひどかった」
 腰のところで、脊椎が三箇所折れていた。鎖骨と第三、四肋骨も折れていた。右足は十一箇所も骨折し、右足首は脱臼のうえ砕けていた。左の肩も関節がはずれ、骨盤は三箇所折れていた。鋼鉄の手摺は彼女の下腹部を文字通り串刺しにし、体の左側から入り膣に抜けていた。「処女喪失よ」とフリーダは語っている。



 以後奇跡的に回復したが、後遺症が常に彼女に襲い掛かりました。
 『私の誕生』という作品がありまして、眉の繋がった赤ん坊が、シーツで顔を隠された母体の膣からダランと首が垂れ下がっているという恐るべき作品で、絵の下の方に謝辞用の帯が描かれているんですが、結局はこの帯に謝辞は書き込まれなくて、そのことが彼女のプリミティブな技法と相まって、恐怖を増大させています。
 彼女はこの作品を描くに至る自身の流産の経験をこう語っています。


 妊娠二ヶ月が過ぎても何ら不快感もなく、できる限り注意しながら、ずっと休養を続けてました。しかし、七月四日、理由も分からないまま、あっという間に流産したのです・・・・・・。胎児は形をなしていず、すでに三ヵ月半だというのに、まったくばらばらだったのです。


 彼女の悲惨な体験と、後の後遺症は彼女の絵やモチーフに多大な影響を与えたのは勿論ですが、一方で恐怖を楽しみ、死を笑い飛ばす、メキシコ独特のブラックユーモアが含まれていたことも事実であり、この強い意志が彼女を生かしたといっても過言ではありません。

「”笑い”ほど貴重なものはない。笑って我を忘れることは力。”悲劇”とは最も馬鹿馬鹿しいもの」

 土地の風土性、彼女の半生、彼女を取り巻く色々なものが彼女の絵を限りなくユニークなものにしています。金のために絵を描く必要がなかったという背景もあったでしょう。
 お金のためではなく、彼女の本当の意思から生まれた影を帯びた作品の数々は、ピカソをして「彼女の絵だけは描くことができない」と表現したように、非常に考えさせられ、印象深いものばかりです。
 子供を得ることができなかった彼女は絵を描くことで、新たな子供を残したようです。


私は負けない

2009.05.08.Fri
 週末暑くなるそうです。

モニカ・セレシュ 「私は負けない」モニカ・セレシュ 「私は負けない」
(1997/07)
モニカ セレシュ

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 モニカ・セレス。恐らくはグラフの次を担うだろうと期待されていたテニスプレイヤーです。しかし、93年、フレンチオープンの前哨戦として望んだドイツのシチズンカップ。グラフのストーカーによって背中を刺されるという不幸な事件に見舞われました。この本はそんな彼女がそこから立ち直るまでを綴った感動の手記です。その中から、名文だけを抜粋してみました。


 人生がおとぎ話のようだったら――子供の頃、よくそんなふうに思ったものだ。むかしむかしあるところに・・・・・・いつまでも幸せに暮らしましたとさ・・・・・・お姫様、ドラゴン、雪のように真っ白な馬にまたがった騎士。おとぎ話の世界では、悪者はいつも退治され、呪文はただ一度のキスでたちどころに解かれる。しかし、現実の世界は勿論おとぎ話ではない。あらかじめハッピーエンドが予定されているわけではない。それが人生というものだ。

 頭の中では様々な考えが渦を巻いていた。耳の中では、“刺された”という言葉がこだましていた。それは今まで一度も口にしたことの無い、考えたことさえないことばだった。なのにわたしはナイフまでこの眼で見てしまったのだ。あのナイフがわたしの背中に突き刺さり、そして引き抜かれたのだ。わたしは刺されたのだ・・・。

 日が経つにつれ、わたしは次第に自分の殻に閉じこもるようになってしまった。わたしの人生はすでに、子供の頃に思い描いたそれとはまったく異なるものになってしまっていた。
子供の頃には、かぎりない可能性が広がっていたのに。怪物など夢の中だけの存在で、はるか彼方の地平線上では、未来が黄金の輝きを放っていたのに。可能性も未来もわたしにはもうどこにも見えなかった。

 ソファに寝そべっていないときには、キッチンで食べ物を探した。食べるものはなんでもよかった。アイ
スクリームの大きな四角いカートンを抱えては、中身が空になるまで口に運びつづけた。味などまったくわからなかった。

 相変わらず夜はあまり眠れず、食生活は依然として滅茶苦茶だったけれども。
まずは小さな目標からだ。あまりにも長い道のりに気がめいりそうになるたびに、自分にそう言い聞かせた。まずは小さな目標からだ、と。

 クリスマスの日、両親はわたしにもうひとつブレスレットを買いたいと言い、今度はちがうデザインのものを二つ選んで、どちらがいいかわたしに尋ねた。ひとつは鎖のあいだに亀の飾りのついた金のブレスレットで、もうひとつはてんとう虫の飾りのついたものだった。
「亀は長寿のシンボルね。」と母が言った。
「てんとう虫は幸運のシンボルだ。」と父がつけ加えた。「どっちが欲しい、モニカ?」
わたしは亀の方を選んだ。幸運は信じられなかったが、長生きができればどんなことでも乗り越えられる。そう思ったのだ。

 長いあいだこの瞬間を夢見てきました。といっても、それをきちんと心に思い描くことは出来ませんでしたが。でも、やはりこれだったんですね、わたしが夢見てきたのは。とにかくベストを尽くすだけです。



 セレシュは刺傷事件のときのナンバー1ランキングから95年、復帰する際、ナブラチロワのはからいで、ひとつもランキングを落とさずに済みました。それよりも偉大なことは、復帰後のカナディアンオープンでトップ選手をなぎ倒しいきなり優勝し、その直後のUSオープンで決勝まで進出し、グラフと死闘を演じたことです。年明けの全豪オープンでも優勝し、「まるでブランクなど無かったよう」に感じたらしいです。
 そして刺傷事件という不運に見舞われながらも、家族や周囲の人たちに支えられて、PTSDを乗り切ってみせた彼女の強さに驚嘆し、感動します。

 この本がすばらしすぎて思わず原著のほうも買ってしまいました。また時折紹介できればと思います。 

Kimiko Date Krumm Blogs From Pattaya City

2009.05.07.Thu
 クルム伊達選手はシングルス1回戦、惜しくもフルセットで敗退してしまいました。。 ドロー運に恵まれていなかったとはいえ、1回戦敗退はポイントがまったく稼げないので辛いです。ですが怪我が無かったことと、クレーでもトップ50の選手と互角に戦えることを実感できただけでも、収穫だったのではないでしょうか。とりあえず全仏オープン予選に向けて、また頑張ってくれることを祈るだけです。


 Kimiko Date Krumm Blogs From Pattaya City

↑のリンクはWTA公式サイト内で大会に参加した選手の中でピックアップして、ブログを書いてもらうという内容で、全豪オープンの後、WTA大会のパタヤオープンにワイルドカードをいただいたクルム伊達選手はWTAの依頼でブログを書いています。
 その中でメールを送ったらクルム伊達選手がいくつか回答するというものがありまして、その中から気になったものを紹介してみます(素人なので誤訳などありましたらすみません・・・)。


 自分があなたの歳になるときにあなたのように若く見えたいです!どういう食事をして、将来食事や栄養の本を書いたらどうでしょうか。-マイケル、エジプト
 私はそれほど特別な食事を行っていません。ただよく食べてよく寝るようにしています。ピラティスもやっていてインストラクターのライセンスも持っています。よって私は常に日々のワークアウトのルーチンに取り入れようとしています。


伊達さんは確かに38歳にしては若いですよね。アジア人だから余計に若く見えるのかもしれません。もしも、若く見える=身体能力も若い、だったら伊達さんはもしかしたら再びWTAのトップ50に入るくらいにはなるのかもしれません。


 海外に行くときどのように炊飯器や他の日本のものをいつも持っていったのか教えてくれますか。-ヴィンス、ハワイ
 私は海外を旅行する際、まだ炊飯器や米や日本の梅干を持っていきます。それでおにぎりを作って、試合の前に食べます。ずっと長い間そうしてます!

 ドイツ人のマイケル・クルムと結婚したので、今年旦那さんの母国で試合をする機会はありますか?-ダニエル、ドイツ
 私の家族は私がドイツでプレイすることを本当に望んでいますが、今の私のランキングではそれができないと思います。できるならばそうなりたいです、もちろん!

 ツアーで一番の友達は誰ですか?-トム、イスラエル
 今はツアーでは一番の友達と言うのはいません。ですが、ヘレナ・スコヴァやアランチャ・サンチェズ・ヴィカリオとE-mailで話をするので、これが私の答えになると思います!


 
 結構海外の人からの伊達選手へのメッセージというのは、「世界のkimiko」健在!という感じで、読んでいて楽しいです。特にドイツの人が、↑のようなメッセージをくれたり、伊達さんがかつてのライバル、サンチェス・ヴィカリオと連絡をとっているといったことはファンとして嬉しいですね。
 伊達さんのブログでも書いていましたが、伊達さんは試合前はいつもおにぎりらしいですね。ここらへんがなんとなく伊達さんらしいと思ってしまうのは自分だけでしょうか。
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